■舞台『午前5時47分の時計台』公演のお知らせ
『〜阪神・淡路大震災から21年後の日本で〜』
117KOBEぼうさいマスター × 演劇企画ユニット 劇団山本屋
作・演出:山本タク
*劇場*
神戸新聞 松方ホール(〒650-0044 神戸市中央区東川崎町1-5-7 神戸情報文化ビル4階)
*日程*
2016年4月2日(土)~ 4月3日(日)計3回公演
4月2日(土)18時〜
4月3日(日)11時〜/16時〜
*出演*
いしだ壱成
尾崎亜衣/尾崎由衣
廣川三憲
真嶋真紀人/高島麻利央/宮﨑一史
佐々木恭祐/阿瀬川健太/吉川暁士/澤井裕一
阿部大輝/南出めぐみ
楠本千奈/大利弥里/小野原幸一
大塚琴子/村上健人/丸山祐花
上山蓮太郎/沼田彩/竹田有美香
石原雅子/清瀬友紀/樋口なつみ
喜田悠太郎/田中瞳
笠原千加/富澤侑季/喜多村夏実
青地貴裕/柿花歩美/金山玲子
福島悟/上野好/阿部七海
村本万葉/與儀杏奈/濱田裕紀
合田七海/新庄愛/高嶺梨奈
中村水咲/西田大志/森島みなみ
酒井明日香/北浦怜奈/黒木聖斗
樋口緑/風呂田勝之牧野真大
松谷圭悟/丸山雄大
井上久美/西海美智子
宮﨑優子/辻井佐智
(子役)
三谷麟太郎/岩垂桃香/金丸竜也
竹内誠珠/長安優衣/岸太陽/岸陽暖
小西彩央/小西千愛/上原未夢
長井きら/三嶋伊織/極楽地希寧子/作間紫音
板垣桃子/高乃 麗
北原雅樹
*チケット*
全席自由席
前売券:2,500円 当日券3,000円
学生割引チケット:1,500円 当日券2,000円
◎下記からお申込み頂きますと「高乃麗」扱いにてお取り出来ます。
https://www.quartet-online.net/ticket/tokeidai?m=0aabhbh
お待ちしております。
※チケット問い合わせ先:117KOBEぼうさい委員会事務局(神戸新聞社営業局企画推進部)
☎︎078-362-7077(平日午前10時〜午後5時)
◯企画意図
阪神大震災から21年が経ちました。東日本大震災からも5年が経とうとしています。阪神どころか、たった4年前の震災の記憶さえ徐々に風化してきているように思えます。しかし、それは仕方がない事だとは思います。人間は忘れていく生き物だから。”自分だけは大丈夫”そんな風に思ってしまう生き物だから。しかし、震災は必ずまた起きるものです。戦争とは違い、人間が起こさなければ起きないというものではありません。その日のために私たちが今何をするべきなのか、本当は日頃から対策を練っておかなければいけないはずです。
演劇は本来、社会そのものを映し出すために上演されてきたものです。しかし今回はこのような現代日本を風刺したいわけでも、記憶を蘇らせる追体験をさせたいわけでもありません。目の前で展開されるストーリーが、観ている人の心に届き、そんな事を考えるきっかけになれば、また、ほんの少しでもそのときの感動や、印象的なシーンが胸に残れば。目の前で生身の人間が演じる”演劇”という表現だからこそより濃く人の心に残る事が出来るのではないか。そんな思いの元にこの企画を立ち上げました。
◯あらすじ
1995年1月17日
これは、この日を境に変わることのない事実を受け入れることが出来ずに時が止まったままでいる三人の物語。そして、そんな同じ想いを抱える人間達が偶然に、ある時計台の前に集まったことで起こる小さな奇跡の物語
もし、あの日に戻れるのであれば、もう一度、あの子に会うことが出来たら。もし、あの日に戻ることが出来たら……女は生徒にどのような言葉を伝えるのか、妹は姉を救う事が出来るのか、そして、男は妻との死を選ぶのか
あの日、あの時間で止まったままの時計台が話しかける
どうしても、あの日に戻ってやり直したいのか藁をもすがる想いで応える三人。
しかし、このタイムリープには誰も知らされていない法則があった。涙を流した瞬間に、現在に戻ってしまうのだ。止まった時計がまた動き出すその奇跡の中、何度も繰り返される1月17日を、三人はそれぞれの思い通りに乗り越える事が出来るのか。その時を必死に生きた人々と、止まったままの時計台と同じように、そこから進むことが出来ない三人の、悲しくも変えられない物語。